メ リ サ


十字路に立ち、何か行ったり来たりしているようや。
ジプシーは、岸から岸へと飛んでいる。
ようけ人は知っているけど、愛する人は一人。
悲しい事をぶちまけて、何がおもろいっちゅうの?
彼は家に帰る。いつも走って行った。
愛しいメリサのもとへ。

貨物列車は、どの車両もおんなじように見える。
誰もジプシーの名前は知らない。
誰にもその寂しい音は届かない。
ここには、彼がくるまる、毛布も何も無い。
愛は一番深い眠りの夢の中。
ジプシーは分かったんだ。
愛しのメリサと一緒に。


また朝は来るし、また彼は走っている。
日差しは彼の髪を通り抜けて、
どうか、放っておくと言ってくれ。
荷物を拾い上げて、ジプシーは
見回していたんだ。あたりをうろついて。


十字路にて。もう彼を行かせてやろうや。
死んだ奴の金塊を隠しておいてくれ。
永らく彼は、土の下に横たわっている。
彼の精神よ、どこか遠くに行ってしまった。

でも俺には分かる。彼はとどまったりしない。
愛しいメリサ無しでは。そうや、俺には分かる。
彼はとどまったりしない。愛しいメリサが居なくては。

Mmmmmmm....