12.シカゴの格闘技編 < その 3. >
申し訳ございませんが、その3.でも終われないので、もう一回くらい続けます。。。
運ばれた先はシカゴダウンタウン中央のとある病院ER。ERと言うのは、知ってる人も多いと思うけど、Emergency
Roomの略で、日本の病院で言うところの救急治療室。そらもうホンマに地獄絵事やった。ストレッチャーに乗せられて運び込まれたERん中は、右足関節が逆に曲がって骨折してるおっさんとか、腹がえぐられてうめいてるおっさんとか、顔面血だらけのおっさんとか(とにかく黒人がほとんどでおっさんばっかり)、自分が如何に軽傷であるかひと目で理解することができて、まずは安心した。
ほんで、20枚くらい頭や胸や背中からとかそこら中のレントゲンを撮られて、頭のてっぺんは4針ほど縫ってもらって、廊下に放り出された。ややもすると警官がやって来て、「犯人は捕まえた。16歳の少年で顎の骨を折ってる。足も捻挫してるようだ。告訴するか?」、「そら重傷や。何も取られてへんし、関わりたくないからもうええわ」っちゅうて短い会話の後、何か書類にサインしてそれはそれで終わった。
しばらく呆然と廊下の椅子に座って待ち続けててんけど、誰も何も言ってくれない。しばらくして「オレ、どうしたらエエの?」と看護婦詰め所に行って尋ねたら、「あなた、とっくに終わってるわよ。とっとと帰りなさい」、「帰れってどこをどうしたらエエんよ?」、「表に出たらタクシーがあるから拾えば帰れるでしょ!」ってなもんで一蹴されて、トボトボ表に出てまぶしい太陽の日に顔の痛みを感じながらホテルに帰った訳です。時刻は朝の7時を回っていた。ERに運び込まれたのは3時過ぎやったから4時間くらい居たっちゅうことになる。