14.何故かサンホゼ・・・

 久し振りのアメリカだ。いつの間にやらとんでもないセキュリティ強化で辟易したLAX空港で乗り継いで、サンホゼに到着した。もちろん仕事だったが、会社の人には言えないくらい嬉しくて嬉しくて、LAXに着いた時から徹底的に底抜けに明るいカリフォルニアの人々が空港に溢れ返っていた。大袈裟じゃなくて故郷に戻ってきたように思い、サンホゼに着いた時にゃ、目に飛び込んできたBurger Kingの看板に思わず、「Whopper食いたい!」と同行の奴に叫んで10年ぶりくらいにWhopper with Cheeseをパクついていた。

 空港を出てからホテルに行くバスを待っていたら、いきなりぽっちゃりブロンドの若い娘が、「海が遠いから暑ゅいですね!」と日本語で話しかけてきた。「何でんねんびっくりしますがな!」と一気に仲良しになりましたが、留学生で北海道に一年居たんだと。日本語が聴こえて嬉しくて嬉しくてつい話しかけたんだと。この辺のノリの良さもカリフォルニアやわ、やっぱり。ホテルに着いたら綺麗なプールがあるやないかい!ちゃんと海パンを持ってきた私は、ちょっと休んですぐに思いっきり泳いだ。こういう出張ならいくら来てもイイ!当たり前だが本当に楽しい。カリフォルニアというところはアメリカでも特別の土地で、ただでさえ明るい人々がここではもっと底抜けに明るくなる。プールで泳いでジャグジーに入っていてもすぐにどっかのオッサンが、「どないや?」って聞いてくる。英語では、「How is it going, man?」ってな感じ。



こういうさりげないメニューがイイのだ。事務所近所のサンドイッチショップ


こういう馬鹿げたネオンがまたイイ!



 こうして、長らく体力的にも精神的に追い込まれていた私は、一気に救われたっちゅうか、至極の時を贅沢にも味わせてもらってるって気分になった。こんな状態こまで戻るには本当に大変だった。死のうとは思わなかったけど、「俺はこのまま一体どうなっちまうんだろう!」って深刻な自問自答に追い込まれていたのはつい1ヶ月前のことだ。本当に立ち直れたことを心からありがたく思う。



落ち着いた綺麗なホテル、Doubletree Hotel


ご機嫌なプール。毎日泳ぎ倒した


 立ち直れたキッカケなんて何のことかすら判然としない。けれど、はっきり言えるのはみんなのお陰やっちゅうこと。会社ではべっぴんのMs.S.嬢、本性は見えないがスケベのMr.Y氏、大阪の妙にあつかましいMs.M嬢、一番苦しい時に体力知力共に全力で支えてくれたMr.Hさん、本当に勇気付けられた。友人では、大阪のあほな親友、「そ」の存在は大きい。音楽のパートナーRyokoちゃんも忘れてはならない。隠れ家メンバーのママにシンジにマスターにまんじょうはんも優し過ぎて涙が出た。行きつけの主治医、堀内先生はスーパーマンだ。ずっと親身に相談に乗ってくれて最適な処方箋を頂戴し続けた。



玄関に付けたイエローキャブが妙にお似合い


ウワッ!こんなにカッコイイ某りんご社キャンパスに殴りこみ?!



 こうしてみんなに支えられてこんなしょうもない自分も生き続けさせてもらってるって感じ。思えば、大一夢の屈託のない「おとうさぁん!」って一言も身にしみ続けていた。しかしやっぱり神業やったんは、嫁はんや。俺には気付かぬ振りして、自分もボロボロになりながら普段通りにさりげなく接してくれた。やっぱり嫁はんは偉大なのだ。みんなもとんでもないうつ状態に陥っても必ず心の底から応援してる仲間や家族が腐るほど居るんやから、ゆっくりマイペースでよいので、メゲズに諦めずに毎日を何となく過ごしてみて下さい。必ず光は見えてきます。

 

次の新しいお話は、まだ工事中。来月辺りを楽しみにしてね!

 


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