9. アメリカ中をドサ回り LA編

シカゴで思いきりええ思いをした後に寄ったのは、LAでした。ここで、皆さんにひとこと言っておきますが、アメリカ人にロスに行って来たと言っても通じませんよ。Los Angelesやから、ロスって言う日本人は多いけど、別に、ええカッコで言うんや無くて、Losって言ったら、無くなる(=LOSS)と言う意味にしかならへんので、アメリカ人には訳が分かりません。LA=“エルエイ”ってカッコ良く言いましょう。

さて、そのLAですが、昔々の20年前、初めてディズニーランドに行きました。アメリカ一人旅、大学卒業旅行の帰り道に寄ったんですが、東京ディズニーランドができる前やったから、日本人もたくさん行ってた頃やけど、相当面白かった。今でも思うけど、ちょっとやっぱり本場のディズニーランドは東京のそれとは趣きが違う。何が違うかって言うと、やっぱり雰囲気ですわ。周りはほとんどアメリカ人、植わっている木々は何とも言えないムードで東京ディズニーランドにあるような松の木は1本もない。空間もさすがにカリフォルニアの青い空っちゅう感じで、超開放的ムードがムンムンでした。

今から思うと、オリエンテーションでは、LAで何を教わってどこに行ったかはなかなか思い出せない。頑張って、しばし考えて見る。そうや、ここにはParts Operationが無くって、色んなサービス店を回ったんやった。当時、アメリカのLA支店長の地位に居た人は、名前も忘れてしまった。確か部長職が不在で、Mr. Campbelって言う市場サービス責任者が西部支店の実質リーダーだったように思う。そこに、卸店Repと言う、担当者に毛の生えたくらいの主任クラスのMr. Chiristopher Tierneyって言う男に会った。またまた、彼がシカゴのSzczepaniak君のように、メッチャ親切でおもろい男やった。

色々、変なガラの悪い英語を教えてくれた奴等は居るけど、“シャタップ、ガッデメッ”と言う超ガラの悪いフレーズを教えてくれたのが彼だ。今となっては正しいスペルを思い出せない、恥ずかしい限り。しかし、ちょび髭の彼は、意外に若くて、フィアンセを心から愛してるってことや、素直に正しい仕事をしたいんだとか、ちょっと感情が先に出るとことか、僕と似た性格の持ち主で、ストレートなアメリカ人の生き様をそのまんま体現してくれる、そういう男やった。結構その後出世したみたいで、NJに仕事で行った時に、そこで数回会って、今では全米市場サービス担当の部長になってるようだ。こういう男が着実に階段を上って行ってくれる事は心から嬉しいし、うちの会社も捨てたもんや無いなぁと改めて思う。

話はLAの街に戻りますが、ここは結構、危ないところです。今や、NYCやChicagoのダウンタウンよりもはるかに危ないんとちゃうかな? エルビス・プレスリーの実家があったり、ナッツベリーファームや本家ディズニーランドが近い事もあって、日本からの観光客は多いけど、ダウンタウンの危なっかしさは、群を抜くように思った。ちょこっと歩いたダウンタウンも、スッと道をそれると、路地裏で怪しい奴等が徘徊して、誰かを痛めつけていたり、マリファナかなんか知らんけど、売人みたいなのがウロウロしてて、昼間でも不気味な汚い雰囲気やった。ダウンタウン一面を覆うような車の排気ガスもひどいもんで、ちょっと離れた丘から見ると、ダウンタウンだけ、上に薄黒い煙が覆い被さるようにスモッグに覆われているような感じで、とても長く住みたいとは思えない感じ。あまりそれ以来行って無いけど、そういう話を今でもちょくちょく耳にするので、皆さんも表面つらの平和なディズニーランドの雰囲気そのままに、誤解せんように、ダウンタウンのLAは注意して歩いて下さい。



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